腱鞘炎
腱鞘炎とは、骨と筋肉を繋いでいる「腱」と、腱を包む「腱鞘」と呼ばれる組織に炎症が生じ、「痛み」や「腫れ」が現れる症状です。
腱や腱鞘は全身のさまざまな部位に存在していますが、腱鞘炎は、細かな動きが他の部位に比べて格段に多い『手首や指』に主に発症します。
この腱鞘炎の痛みや腫れは、指の「腱鞘」が何らかの原因で厚くなったり硬くなったりし、腱鞘を通過する際に腱と腱鞘がこすれ合い、過剰な摩擦がはたらくことで炎症が起こります。
その発症の原因としては、以下のようにいくつかが考えられます。
・キーボードを多用するパソコン作業や、ギター、ピアノなどの楽器演奏、文字の書き過ぎなどで手指を酷使するため。
・テニスや野球、バレーボールなど腕を大きく振り上げるスポーツなどで肩、手指を酷使するため。
・加齢にともない腱が弱くなり、また腱鞘が厚くなったり硬くなるため。
・女性の場合は、更年期以降や妊娠・出産期に、女性ホルモン「エストロゲン」のバランスが乱れるため。
・糖尿病、人工透析、関節リウマチなどの影響のため。
腱鞘炎における「腱」と「腱鞘」の関係
手指は小さな骨や関節が密集し、主なものだけでも27個の骨からなっています。これらの手指かま、物を掴む、捻る、押すなどの様々な動きを可能にしているのは、筋肉と骨を結びつける「腱」があるからです。「腱」は、丈夫な組織でできた線維性の索で、手指の骨と筋肉を繋いでいます。この腱が動くことで、手指を思い通りに曲げたり伸ばしたりすることができるわけです。
そして「腱鞘」は、正式名称を靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)といい、「腱」が骨から離れないように、ところどころで腱を押さえるトンネル状のバンドのような組織です。
指を曲げ伸ばしするときには、ヒモ状の「腱」が、通り道である「腱鞘」のトンネルの中を往復するように移動します。
右手を手のひら側からみると、手首から指先にかけて、丈夫なヒモのような組織である「腱」が通っています。
指を曲げ伸ばしするときには、「腱」が「腱鞘」の中を往復するように移動します。何らかの原因で腱と腱鞘がこすれ合うと、炎症が起こって腱鞘炎になってしまいます。
次に腱鞘炎を予防するストレッチをご紹介します。
指のストレッチ
このストレッチは、指の末端まで血の巡りをよくすることによって、腱鞘炎を防ぐストレッチです。
どこでも簡単にできるので、ちょっとした休憩などに行うと良いでしょう。
1. 指を一本ずつ、手の甲の方向へ反らせる
2. 1. を2〜3セット程度、ゆっくり行う
手首のストレッチ
指のストレッチと同様に、手首周辺の血流を促進するストレッチです。
1. 机の上に手を置く
2. 反対の手で人差し指から小指を掴んで、10秒間反らせる
3. 反対の手も同様に行う
腱鞘炎を放置していると、指の曲げ伸ばしが困難になったり、痛みで手が動かせなくなったりと日常生活に大きな支障をきたします。日頃から腱鞘炎を予防するためにも、前述のような腱鞘炎を防ぐストレッチをしておくと良いでしょう。
腱鞘炎は手や指の使いすぎで起こります。そのため、もし指や手首などを痛めてしまったら、患部を冷やして、できるだけ安静にしておきましょう。
また、普段から手や指を使う際には、優先順位を決めたり、同じ側の手を繰り返し使うのではなく、反対の手を使うなどして負担をかけ過ぎないようにすることも大切です。
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